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中国は多民族国家であり、広大な土地のため、中国で使われている言語は多種多様で、中国人同士でも言葉が通じないほどです。そこで中国全土で通用する言語が制定されました。それは「普通話」という、北京語をベースとした言葉です。新聞や学校など公的な場所では全て「普通話」が使われています。
また使用する漢字には「簡体字」と「繁体字」があります。「簡体字」とは、1960年代文字改革運動によって簡略化した文字で、現在「普通話」と共に公用漢字として使用されています。「繁体字」は、画数の多い複雑な漢字を指します。日本で言う「旧漢字」です。香港や台湾では「繁体字」を使っています。中国語の勉強を始める人は「普通話」を「簡体字」で勉強する事になります。
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表音記号は、「ピンイン」というもので、ローマ字と音の高さを表す声調符号からなります。英語の読み方とは少し違います。基本的に一つの漢字に一つの読み方です。「ピンイン」は漢字の発音を表す重要な道具(ふりがなみたいなもの)であり、またパソコンで中国語を入力するときや、辞書をひくときなどピンインを使います。
語順は基本的に英語と同じS+V+Oの順番ですが、疑問文でも語順は変わらず、疑問詞をあてはめるところは日本語に似ています。また単語は時制変化や活用がありません。ひとつの単語で動詞、名詞、形容詞や副詞を表す漢字もあり、語順によって判断します。語順を誤ると意味が変わる場合もあるので気を付けなければなりません。
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