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コラム

「令和」元年。

とうとう新しい元号が「令和」と発表されましたね。中国語では「lìng hé」と読みます。いい響きです。

万葉集からの引用ということでしたが、「初春の令月にして、気淑く風和ぎ」という部分、中国語にすると「初春令月,气淑风和(chū chūn lìng yuè , qì shū fēng hé)」と読みます。
「令」は形容詞だと「吉祥の」などの良い意味があります。
「和」も形容詞だと、様々な物事が連携しあい、皆が満足する状態を指します。中国の新幹線「和谐号(hé xié hào)」にも「和」の字が使われています。

ところで中国では昔は元号を使っていましたが、今は使われていません。西暦のみです。最後の元号は、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀の時代で「宣统(xuān tǒng)」というもので、1909年から、辛亥革命などで中華民国が成立した1912年に終わりを告げました。その年を「民国紀元」として、台湾ではいまでも「民国(mínguó)」を使用しており、今年2019年は民国108年だそうです。なおこれは西暦やイスラム歴のように「紀元」なので終わりはありません。

元号は現在、日本でしか使われていないそうで、世界でも珍しい文化です。手続きが面倒、西暦との換算が面倒、存在価値が無いなどいろいろな意見もありますが、日本独自の文化として誇りをもったらいいと思います。皆さんはどう思われますか?

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