微妙に違う漢字たち07
中国語の文字について、ご存知の方も多いと思いますが、一部の文字は「簡体字(jiǎn tǐ zì)」という簡略化した漢字を使っています。多くの漢字は日本と同じですが、いくつかの文字について、微妙な違いがあるのです。
今回は微妙に違う漢字の第七弾。
まずは「氷」!(リンク先の書き順動画をご確認ください)
にすいに水と書きます。日本語の「氷」より画数が多くなってますね。
中国語の「氷(bīng)」(百度漢語より)
日本語の「氷」(漢字書き順辞典より)
次は「決」!
こちらもにすいで書きます。にすいの字はほかに「冲(chōng)」「况(kuàng)」などもありますが、全てのさんずいをにすいにしているわけではないのでご注意ください。
中国語の「决(jué)」(百度漢語より)
日本語の「決」(漢字書き順辞典より)
つづいて「浅」!
繁体字(旧漢字)は「淺」と書きます。これはさんずいのままですが、つくりの横棒が三本ではなく二本しかありません!他に「钱(qián)」も横棒が二本です。
中国語の「浅(qiǎn)」(百度漢語より)
日本語の「浅」(漢字書き順辞典より)
このような微妙な違いをわずらわしく思うよりも、違いを楽しんでいただけたらと思います。次回もお楽しみに。
微妙に違う漢字たちシリーズ 01(田、骨、差) / 02(北、真、别) / 03(画、步、非) / 04(器、变、忍) / 05(反、所、带) / 06(以、灰、低) / 07(氷、決、浅)/ 08(晩、経、天)