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コラム

メイドインジャパンの中国語

今の日本は外来語をそのままカタカナに変換することが多く、意味が分かりにくい語も多くなりました。外来語が浸透しすぎて、カタカナ語禁止にして会話しろと言われたら非常に困難ですよね。

明治期は、日本の西洋化に伴い、日本に無かった言葉を英語から訳す際に新しい日本語が生み出されました。多くは福沢諭吉が作り出したそうです。その後、日本に留学や商売に来ていた中国人によって、その新しい概念や文化などと共に文字も中国に渡っていきました。今やどれが日本からの外来語なのか知らずに中国人は使っています。それくらい浸透しています。

ちなみに中国にも華製新漢語もありましたが、ほぼ淘汰されました。例えばtelephoneを「徳律風(dé lǜ fēng)」と音訳していましたが、日本で作られた「電話(电话diàn huà)」に置き換わりました。

 

そんな日本から海を渡った中国語をいくつかのパターンで少しご紹介します。(日本語、簡体字、ピンインの順)

 

☆日本語の音読みの熟語。中国の古代漢語文献から借用して作られた語が多いそうです。逆輸入といった感じですね。

経済→经济 jīng jì

政治→政治 zhèng zhì

社会→社会 shè huì

文化→文化 wén huà

自由→自由 zì yóu

警察→警察 jǐng chá

 

☆日本語の訓読みの熟語もそのまま中国語の発音に変換されました

場合→场合 chǎng hé

立場→立场 lì chǎng

取消→取消 qǔ xiāo

手続→手续 shǒu xù

 

☆最近の日本のカルチャーから流行して定着していった言葉です。

宅→宅 zhái(宅男、宅女などと使います)

萌→萌 méng

達人→达人 dá rén

爆笑→爆笑 bào xiào

 

☆日本語の音をそのまま当てはめたものもあります。当て字なので文字に意味はありません。

畳 榻榻米tà tà mǐ

カラオケ 卡拉OK kǎ lā OK

おばさん 欧巴桑 ōu bā sāng

 

 

少しでも中国語が身近に感じられたでしょうか。

興味を持っていただけたら、ぜひサンチャイナで中国語学習を始めてみませんか。お問い合わせや体験レッスン予約は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

 

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