2025年は384日!?
4年に一度、オリンピックが開催される年は、1日多い「閏年(うるうどし)」だというのは皆さんご存知だと思いますが、中国の旧暦(農暦)には「閏月(うるうづき)」があることはご存知ですか?2025年は特別な年で、旧暦のカレンダーが1年に13か月、合計384日になります!これ、西暦(太陽暦)の365日より19日も長いんです。なぜこんなに違うのでしょう?
西暦と旧暦の違い
西暦(=太陽暦)(公历gōnglì):
太陽が1周する時間(約365.2422日)を基準にしていて、4年に1回「閏年」として2月29日を追加します。2024年がその閏年で366日でした。
旧暦(农历nónglì):
月の満ち欠けを基準にしていて、1か月は約29.53日。12か月だと354日で、太陽暦より毎年約11日短くなります。このズレを調整するために、約3年に1度「閏月」を挿入し、13か月の年にします。
2025年の旧暦は「閏6月」
2025年の旧暦では、6月が2回あります。6月の次に「閏六月(rùn liù yuè)」という特別な月が追加され、1年が384日になるんです!
昔の人の知恵
旧暦(農暦)は、太陽の動きだけでなく月の動きも取り入れた「陰陽合暦(いんようごうれき)阴阳合历(yīn yáng hé lì)」です。
さらに、季節のリズムに合わせるため、二十四節気(春分や雨水など)を活用しています。例えば、冬至後に中気(二十四節気の偶数番目の節気)がない月が閏月になるルールがあります。こうした調整で、農作業やお祭りが四季にぴったり合うようになっているんです。
伝統文化の魅力
旧暦は、単なるカレンダーではなく、中国人の知恵や自然への感謝が詰まった文化そのものです。太陽や月や季節を基に、人々の生活や農業を支えてきた特別な仕組みなんです。閏月そのものには特定の行事や祭りはありません。ただし、一部地域では「閏月を幸運な月」として祝い、家族や親族に感謝を示す習慣があります。
ちなみに次の閏月は2028年闰五月です。
今年は1年が384日もあるなんて面白いですね!
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