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コラム

【クセつよ発音矯正講座】「三声+二声」vs.「三声+一声」

日本語が母国語だと、どうしても日本語の発音のクセで中国語を発音してしまいがちです。声調を間違えると、間違って伝わったり、そもそも伝わらなかったりする恐れがあります。

先日、電気の出力の信号に「正弦波」と「矩形波」があると知ったのですが、中国語は「正弦波」、日本語は「矩形波」というイメージにぴったりだなと思いました。

(リンク先のページから画像を拝借させていただきました)

中国語は、二胡やバイオリンのように音が滑らかに続けられるのに対し、日本語は琴やピアノのように音階で区切られています。中国語の一音節は、日本語の二つの音階を滑らかにつなげた音とイメージしてください。

さて今回は「三声」のあとの「二声」の音について深ぼりします。

初期の中国語学習者で、第三声の後の第二声が第一声になってしまうというクセのある方が多いです。
おそらく第三声の語尾を上げてしまうことで第二声の上げ幅が無くなり最初から高くしてしまうのだと思います。

学習はじめの一歩で、第三声というのは、残念な時の「あ~あ」という感じに語尾を若干上げると理解していると思います。確かに記号も「v」で表すので、第三声を「下げてから上げる」と勘違いしてしまっているようです。

でも実際は、第三声は、基本的に「低く平ら」でいいのです。語尾にある場合と単独で発音する場合は、語尾を若干上げますが、言葉はつながっているので、ほとんどの場合で低いままでいいのです。船の汽笛の「ボー」という感じ。

その第三声の低い音のまま、第二声の最初の音をスタートさせてください。

以下、「第三声+第二声」の単語で発音練習してみてください。

每年、可能、取得、老人、理由、草莓、警察、起床
měi nián,  kě néng,  qǔ dé,  lǎo rén,  lǐ yóu,  cǎo méi,  jǐng chá,  qǐ chuáng

以下「第三声+第一声」の発音と聞き比べてみてください。

每天、可惜、取消、老师、点心、北京、买单、打击
měi tiān,  kě xī,  qǔ xiāo,  lǎo shī,  diǎn xīn,  běi jīng,  mǎi dān,  dǎ jī

 

違いが分かりましたか?ぜひたくさん発音練習して声調に慣れていってください。
サンチャイナのレッスンでは発音矯正も随時行っています。ぜひ一度体験レッスンにお越しください。

 

【クセつよ発音矯正講座】シリーズ:
 「ウォーメン」の呪縛  |  「三声+二声」vs.「三声+一声」  |  「多」vs.「都」  |

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